calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

categories

archives

プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

ハーバー・ボッシュ法

0
      以前窒素固定についてこのブログでも書いたことがありますが、微生物の中には空気中の窒素をアンモニアに変換することができるやつがいて、そのおかげで私たち生物はタンパク質を合成できるようになっていたわけですが・・・

     

    しかし、人間は他の生物の力を借りずに化学的に空気中の窒素からアンモニアをつくる方法を生み出しました。

    それが、ハーバー・ボッシュ法です。

     

    この方法を開発したことにより、第一次世界大戦でドイツ軍は十分な爆薬を作ることができました。

     

    そして、化学肥料として植物が使える形で窒素を供給できるようになりました。

     

    いまでは、ハーバー・ボッシュ法が窒素固定の最大の源となっています。

     

    つまり、世界の人口がこれだけ爆発的に増えることができたのもハーバー・ボッシュ法のおかげですし、ハーバー・ボッシュ法がなければ多くの人が飢死しなければならないことになります。

     

    そして、おそらくハーバー・ボッシュ法が出てきたことが食事と健康にも大きな影響を及ぼしているのではないかと思うのです。


    ハーバー・ボッシュ法によって化学肥料の形で窒素が供給され、農作物が増産されることになりました。

     

    しかし、これを人間に当てはめて見るとどうでしょう?

    人間も白米や砂糖ばっかり一杯食べていると糖尿病など生活習慣病になりやすくなります。

    植物もやたらと肥料を与えられれば、健康な状態を保つことは難しいでしょう。

    きっと、植物も化学肥料によって生活習慣病になっているんじゃないかと思うのです。

     

    肥料でさし当たって必要なものが与えられれば、がんばって深く根を張る必要がなくなります。甘やかして育てるとろくなことはありません。

    窒素分をたっぷり含んだ植物は、害虫と呼ばれる虫たちにとっても美味しい物でしょう。

    そして、窒素分が外からつぎ込まれることで、生態系も変化します。

     

    それで、病気に弱くなれば、農薬も必要になります。

     

    農薬に虫や微生物がやられてしまうと、肥料で窒素やカリウムやリンは与えられても、他のミネラルなどの循環が断ち切られるであろうことは、容易に想像できます。

     

    おそらく、私達が食べる植物も肥料で与えられる成分は十分あっても、ミネラル分などは少なくなることが予想されます。

     

    そして、私たちはこうしてできた農産物をさらに精製・加工して食べているのです。

     

    こう考えると、今の食事で病気にならない方がおかしいんじゃないのか?という気がしてきました。

    人気ブログランキングへ Twitterボタン
    Twitterブログパーツ

    コメント
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック