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プロフィール

こんにちはDr.Kwanです。 日本では某大学病院で消化器内科医として診療してきましたが、2010年よりシンガポールにて内科医をしていました。2013年より日本に帰国し、能登で半医半農生活を始めました。 以前から栄養に興味があっていろいろ学んできましたが、普段の食事が健康にとても大事なこと、私たちの食習慣が知らない間に不健康なものになってきていることに気付きました。 これから、栄養について究め、どんな食事を摂るべきかについて皆様に伝えることで、少しでも多くの人を健康にすることができれば・・・と思っています。

体が使うエネルギー

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      福島原発事故以降、私たちはエネルギーの再考を迫られています。

    私は原発反対です。

    太陽光・風力・地熱・潮汐発電などの自然エネルギーにシフトしていくべきだと思います。

     

    しかしこのブログは栄養のブログですので、ここでは私たちが生きるために使っているエネルギーについて考えてみたいと思います。

     

    私たちが活動したり、体の成分を新しく合成したりするために必要なエネルギーは、どこから来ているのでしょう?

     

    私たちは、食べ物(の中の糖や脂肪やたんぱく質)を酸素で酸化することでエネルギーを取り出しています。

     

    人間は雑食ですので動物も植物も食べます。でも、肉食動物は草食動物を食べ、草食動物は植物を食べていますので、結局元をたどると植物が作ったエネルギーを使っていることになります。

     

    植物はどうやってエネルギーをつくっているかと言うと、太陽のエネルギーを光合成により化学エネルギーに変換して、様々な有機物を作っています。

     

    つまり、我々人間は植物が化学エネルギーに変換してくれた太陽エネルギーを使うことでエネルギーを得ています。

     

    そして、人間がエネルギーを使った残りかすの二酸化炭素や水は再び植物が炭水化物を合成するために使われます。

     

    こうしてうまく回っている訳です。

     

     

    私たちは、もっと太陽や植物に感謝するべきかもしれませんね。
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    腸内細菌

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        私たちのおなかの中にはたくさんの細菌が住んでいます。500種類100兆個もの細菌が住んでいるといわれています。人間の体の細胞の数が60兆個といわれていますから、腸内細菌の方が数が多いくらいです。

      人間は腸内細菌と協力し合って生きています。人間は細菌に住みやすい環境を与え、栄養分を送ります。細菌は食物の消化・吸収を助けたり、免疫を刺激して強くしたり、腸内の酸性度を調節して腸の環境を整えたり、他の有害な細菌の侵入・増殖を抑制したり、人間に必要な栄養素を合成したりもしています。

      しかし500種類の菌の中には、良い細菌も悪い細菌もいます。善玉菌(乳酸菌など)は食物を発酵させ有機酸(乳酸や酪酸)を作って腸内環境を整えます。悪玉菌(ウェルシュ菌やブドウ球菌など)は、食物を腐敗させたり、毒素を作ったり、発がん性のある物質を作るなど、体に悪影響を及ぼします。また、非病原性大腸菌のように腸が健康なときには問題は起こさないものの、悪玉菌が増えると悪いことをする菌もいます。

      この細菌の組成(細菌叢)はかなり個人差が大きく、人によってかなり違います。それぞれの腸内細菌が激しい生存競争をしており均衡状態が保たれているのですが、食事や環境などで腸内細菌叢は変化します。

      それでは私たちにとって都合の良い腸内細菌叢を保つにはどうすればよいのでしょう?

      1.善玉菌を多く含む食物の摂取(プロバイオティクス)

      ヨーグルトやお漬物などの発酵食品を摂ることにより、直接善玉菌を腸内に取り入れます。死菌にも善玉菌増殖作用や免疫賦活作用があるようです。

      2.オリゴ糖や食物繊維の摂取(プレバイオティクス)

      オリゴ糖は善玉菌の栄養源になりますが、悪玉菌には使えません。

      食物繊維は便の性状を整え、酪酸菌などにより短鎖脂肪酸(酪酸など)となり、腸内を弱酸性に保つことで、他の細菌の増殖を抑え、腸の蠕動運動を正常化します。

      3.ストレスを溜めない。

      ストレスがかかると善玉菌が減り、悪玉菌が増えるという報告があります。過度のストレスは腸内細菌にとってもよくありません。

      などと言われていますが、まだまだわからないことだらけです。

      例えば、エスキモーは冬はアザラシなどの肉を食べ、ほとんど野菜を摂っていなかったそうですので食物線維は圧倒的に不足していたはずです。彼らや、肉食動物の腸内細菌はどうなっているのか?

      腸内細菌が消化・吸収にどうかかわっているか、腸内細菌が体に及ぼす影響など、ほとんどわかっていないに等しいと思われます。

      でも、これだけはわかります。「人間は自分だけで生きているわけではない」ということです。少なくとも腸内細菌の協力がなければ、健康に生きていくことはできません。

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